13世紀頃、インド・ラジャスタン地方にあったタール砂漠の辺りに居住していた民族が戦争に負け、王族の女性とその下男たちが居住地を捨てて、現在の南西ネパールに入って来た。
その後、タール地方から来た民族と言う意味でタール族、それが変化してタルー族と呼ばれる様になった。
一般にタルー族と呼ばれる中にも下記の様に沢山のタルー族に分かれ、今回の特殊な民族衣装を着ているのは、<ラナ・タルー>だけである。
元々、暑い地域に住んでいた為に大変ユニークな民族服を着ており、<アンギア>と呼ばれる背中の無い上着と、<ガンガリア>と呼ばれるカラフルで豪華な巻きスカートが特徴的である。
現在では、この民族衣装のまま日常生活をしている地域が少なくなり、平成19年12月での調査では、深い地域を約10ヵ村探した中で1ヵ村のみ探し出す事が出来た。 (セティ郡カイラリ地区ウルマ村) タルー族には、ラナ・タルー、チャウダリ・タルー、タネット・タルー、マハット・タルー、カタリヤ・タルー 等がある。
槙本昭彦